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身近な植物の毒にご注意を…(; ̄▽ ̄)

身近な植物に毒があることがありますよね。

ハナニラをニラと間違えて中毒を起こした話などをニュースで聞くことがあります。気を付けないといけないですよね💦

今日は私が数年前(って10年前ぐらいに)慌てた「毒事件」の話を紹介します。

我が家の玄関脇に細い花壇があります。

そこに、冬の間はビオラを植えて、夏はニチニチソウを植えています

まめに手入れをしないズボラガーデナーなので、いつも花壇には夏物と冬物の花に半年ずつ頑張ってもらっています。長く沢山咲き続ける丈夫な花を選んでいます(^^;)

数年前まで、夏物はインパチェンス、メランポジウム、イソトマ、ハナスベリヒユなど毎年違うものを植えていました。

で、この家に引っ越してから15年。私の結論としては……… 「夏の花はニチニチソウが一番!」です。

今まで植えた花の感想…
インパチェンス→ 成長すると茎が太くなって気持ち悪い。(好きな方、スミマセン)


メランポジウム→ 虫がついた…


イソトマ     → 毒事件があった…


ハナスベリヒユ→ 日中しか咲かない


ニチニチソウ  → 手がかからない

ここで、毒事件って何ぞや?と思われた方に

私の身に降りかかった「イソトマ毒事件」 …のお話をしましょう。。。

上の写真のように、イソトマは涼しげな星のような、紫やピンクがかわいいお花です。

花期も長いし花つきも良いので、その年まで毎年のように購入していました。

玄関先に一列にずらーっと植えつけていた年のある日、私がお友達の家に遊びに行くので玄関先で車を待っているときに(他のお友達が寄って拾ってくれる話になっていた)、暇なのでついイソトマの花ガラ取りをしたのです。

枯れた花を手でポキポキと。

イソトマはキキョウの仲間らしくて、茎を折ると白い液がでてきます

お友達の車が来たので取った茎はポイッと捨てて、そのままお友達の家に行って、ハワイアンキルトをしながらおしゃべりしていました。

で、糸を玉止めしようとしてちょっと指をなめたらビリっととっても苦~い味がしたのです

何だろう??この苦さは??と思って…よく考えてみたら、そうか、イソトマだ!

慌てて手を洗ってみたのですが、いつまでも口の中が苦いのが気になり、家に帰ってからネットで調べたら…

出るわ出るわ…

「イソトマの白い液には毒性がある」
「植物アルカロイドで、目に入ると失明の可能性もある」

…などととっても恐ろしいことが書いてありました。

私はむか~し昔、大学で化学科に在籍していまして、研究室の教授(天然物有機化学が専門)から、よく「生物毒(フグ毒など)は無機毒(青酸カリなど)よりも微量で強力だ」という話を聞いていました。

アルカロイドを舐めちゃったヽ(ヽ ̄□ ̄))))) ヒイィィィ!!!

「イソトマの液で手がかぶれるから注意」などとは書いてあっても、「舐めた場合」についての話はネットで検索してもどこにも載っていませんでした。←そんなこと誰もしないからか!?

どうしようどうしよう。
毒がまわって、夜中に急に息が止まってバタっと倒れてしまうかもしれない。

子どもたちがまだ小さいのに、どうしよう~と心配で…。

それで、涙目になった私はどうしたと思いますか??

「中毒110番」に電話したのです(笑)

いや、笑い事ではなく、そのときは必死だったんです!!
「イソトマの液を舐めてしまったんです!」と話したら、電話に出た方ももちろん初めてのことだったらしく、「イソトマって何ですか?」って感じで。

でもいろいろ説明したら、「詳しく調べてみます」と言って、折り返しお電話をくださいました。ご親切に…ありがとうございました(涙)

結論としては「舐めて何時間も経っているなら大丈夫だろう」とのこと。

「多量に摂取していたら、その場で体に異常がでるでしょう」 と。

よかったです~でもその晩は寝るときもドキドキでした。
朝、目が覚めなかったらどうしようって(T_T)←考えすぎ

でも、こんな身近な植物にそんな危険が潜んでいるなんて、誰も思わないですよね??

だって、イソトマなんて普通にどこのお花屋さんでも売っていますし。
素手で花ガラ摘みしたりしますよねえ?←え?しない??
売り場には何も注意事項は書いてありませんし、私の持っている花の本にも何も毒性については書いてありませんでした。

他にも「植物 毒性」で検索すると意外な身近にあるたくさんの植物がヒットします。

皆さんも植物毒には気をつけてくださいませ…。

というか、庭仕事のあとは手をよく洗いましょう( ̄▽ ̄)←とうぜん!?

気を付けながらガーデニングを楽しみましょう~

ニチニチソウは飾っても可愛いですよ(^-^)

phk31300: