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失敗しない家づくり・その2(我が家の成功点)

注文住宅を建てて、後悔している点もあれば、よかったなぁと思う点もあります。
「家は3回建ててやっと理想の家になる」と言いますけれど、本当にそうですよね~
もう1回一から建てることがあったら、どんな家がよいかなぁと夢見ることもあります。
でも、一生懸命、間取りから考えて家具やカーテンなど一つ一つ選んで作ったこの家が大好きです。住んでからも色々手をかけて住みやすくしてきたので、どんな豪邸と交換してくれるって言われても引っ越したくないなぁと思ってしまう(笑)
…というわけで、今日はこの家の成功点について書きますね。

明るさはとても大事

我が家は北道路に面した土地で、南・東・西に家が建っています。
そのため、できる限り南側を開けて(庭先に5m幅を開けました)、LDKの採光のためにダイニングに吹抜けを作りました。

ほんの3畳程度の小さな吹き抜けですが、本当にLDK全体が明るくなりました。
吹き抜けがなかったら、部屋の明るさと解放感が全く違うと思います。

雨や雪の日が続くと、気分が鬱々としがちですよね…
明るさって、精神面でもとても大事だと思います。

また、天井を高く(270㎝)して、窓も大きくしました。
採光は後から工夫でどうこうできる話ではないので、家を建てるときに採光について、特によく考えるべきだと思います。

吹き抜けのマイナス点として、冬の寒さが挙げられます。
暖かい空気は上に上がるので、部屋が冷えない問題があります。
我が家も数年は苦労しましたが、今はいろいろと工夫して暖気が逃げないようにして快適に暮らしています。

↓冬は吹き抜けにカーテンをして、暖気が逃げないようにしています。

無垢板には合板にはない良さがある

我が家はパイン材の床です。
柔らかいので、 もう傷だらけです(笑)
節が見た目うるさいです。

でもそんなマイナス点を考えても、やっぱりパインの床にしてよかったと思っています。
夏は家族全員、裸足で歩き回っていますが、さらっとしていて気持ちいいです。
冬も床が冷たくありません。

いくら傷ができても、それが「味」と思えるのが天然木の良さと思います。
まぁ、もう少し予算があれば、パインではなくもっと高級な木にしたかったですけれどね(笑)

家族と楽しく料理できるキッチン

我が家のキッチンは、カウンター部分がない対面キッチンです。

「お客様からキッチンが丸見えになりますよ」とメーカーの人に反対されたのですが、強行しました。
私は今でもよかったと思っています。このキッチンが大好きです。

フラットなので部屋がすっきり広く見えるし、丸見えなのでキッチン掃除にも力が入ります(笑)
子どもたちもお手伝いやすいですし。

遊びに来たお友達も手伝ってくれたり(笑)
主婦って、キッチン立っている時間が長いですよね。
私はテレビを観たり、家族と会話しながらキッチンに立つことが多いです。対面式は家族に背を向けることなく、家族とお喋りしたり、子どもの勉強を見ながら料理ができてとても気に入っています。
キッチンが気持ち良い場所だとお料理も楽しくなりますよね♪

結婚したころは苦手だった料理が最近はだいぶ楽しくなってきました(^-^)

和室は万能。夜は寝室、昼は他の用途に使えます

家を建てるときにこだわったのが、主寝室は和室にするということです。
子どもたちが小さいときには、布団3枚(+子供布団1枚)を和室の畳の上に敷いて家族全員一部屋で寝ていました。
私は心配症なので、ベッドだと子供が転落しそうで怖くて。
布団なら転がっても落ちる心配もないから安心でした(笑)

「子どもと一緒に寝るなんて数年のこと」と思うかもしれませんが、子どもが小さいときのその数年が大事と思います。

また、畳生活のよい点は、昼は布団を上げれば、部屋として広く使えるという点です。
この部屋は雨の日の洗濯物干し場にもなっています(除湿機をかけています)。
狭い日本の住宅事情に、和室はとても合っていると思います。
今は主寝室がフローリングの家が多いですよね。
でもちょっと和室も検討してはどうかなと思います。

子ども部屋は最初から独立したものを用意する

「子どもが小さいころは広く1部屋にして、大きくなって個室が必要になったら壁を作りましょう」…当時はそんな間取りの提案が多かったです。
でも子どもって本当にあっという間に大きくなります。

すぐに個室が必要になります。
ですから、最初から分けてある方がよいと思います。
後から簡単に工事できるなどと言っても、住みながら業者が入るのはとても気を使いますし、そのときにまたお金がかかります。

家作りは土地や予算によって妥協しなければならない点も沢山あると思います。

うちも階段下トイレにしたことや、階段に踊り場を作れなかったこと、洗面所がもっと広かったら…などと思いますが、土地の広さ的にこれが限界でした。

でも、限られた条件の中で、できるだけのことをして、快適な家を作るって本当に楽しいです。

中古で買った家だったり、建売や賃貸で変更できなかったり…、思い通りにはできない方も多いと思います。
でも100%満足な家なんて、誰だってなかなか住めないですよね。
色々な制限の中で、できるだけ工夫して自分の力で少しでも暮らしやすい家を作れたら、それはとっても嬉しいですよね。

子どもは年々成長し、親は年老いてきます(^^;)
その時々で、できることは自分たちで工夫し、常に見直しながら、家族が安全で居心地よい家を作れたらよいなと思います。



Categories: コラム
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