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失敗しない家づくり・その1(我が家の失敗点)

この家に引っ越してきて、もうすぐ15年です。

我が家は輸入住宅メーカーで建てた、注文住宅です。

当時は今のようにブログも多くなかったので、情報は主に本や雑誌。本当に沢山の本や雑誌を見て、悩んで、間取りや建材などを選びました。でも楽しかったですね~家を建てることって、一生に何度もできることではないですから。

希望は沢山あったけれど、予算と土地の関係でかなわなかったことも多々あります。

希望通りにしたのに、住んでみたら思っていたのと違って、必要なかったな~と思うものも💦

でも、あのときに精一杯考えたのは無駄ではなかったと思います。

今回は、15年住んでみての我が家の「家づくりの成功点・失敗点」について、書きたいと思います 。

これから家を建てる方の参考になれば幸いです。

まず、今日は失敗した点(TωT)

①見た目よりも機能を重視すべし

我が家は玄関のタイルを、キッチンやトイレと同じ「30cm角イタリア製テラコッタ風タイル」にしました。 見た目のおしゃれさで選びました。

でも、キッチンやトイレは床が濡れていることがないのでよいのですが、玄関は雨や雪の日にはどうしても濡れて、つるっと滑りやすく。

…子どものお友達が遊びに来たときには、いつも転ばないかハラハラしました。
結局、数年後に業者さんに頼んで、滑り止め加工をしていただきました。
↓すべり止め加工後。表面がザラザラになって、滑らなくなりました!

最初から、日本のメーカーの玄関用タイル(外用タイル)を使っていれば、このような無駄な出費は必要ありませんでした。変なところにこだわって、無駄に使いにくく、失敗した例です。

我が家は輸入住宅で、気に入っている点も本当に多いのですが、やはり、家を建てるならば、日本の「雨が多い、台風がくる、地震が多い」という点に気を付けて建材や工法を選んだほうがよいですね。

家は、見た目も大事ですが、機能・安全性が一番大切ですので、我が家のように選択を間違えませんように…。

②収納場所を多く作る

我が家は「すっきりと暮らしている」とよく言われるのですが、秘密があります。
それは「小屋裏収納」。
季節外のものなど使わないものはすぐに小屋裏収納に片付けるので、部屋がすっきりみえるのです。
今、我が家になくてはならない「小屋裏収納」ですが、家を建てた当初にはありませんでした。
でも、どうしても欲しくなり、後からリフォームして作りました。
後から作ると、かなりお金がかかりましたし、住みながら2週間も工事で業者が入り、気を使いました。
小屋裏収納は、できるものなら最初から作っておくことをおススメします。
押入れにパズルのようにものを押し込む必要がなくなります。

年に1回ぐらいしか使わないもの(クリスマス用品や客用布団)、贈答品、子どもたちの想い出の品…は押入れに入れておく必要ないですよね。

↓2階和室から上がる小屋裏収納。9畳ほどの広さがあります。

広い土地がある人には小屋裏は必要ないかもしれませんが、我が家のように建蔽率容積率最大限に家を建てた方は、容積率に入らない「小屋裏収納」を作るとよいと思います。
また、日本はどこも地震の心配から逃れることができません。
タンスよりも作り付けのクローゼットが安心です。
各部屋にクローゼット(または押し入れ)を作っておくと、地震で倒れる心配がなく、部屋がすっきりとすると思います。

我が家は、前の住居から使っていたタンスを活用しようと、引っ越しで持ってきて今でも使っているのですが、近い将来、できたらタンスは処分してクローゼットを作りたいなと考えています。

③家の外側は耐久性のある材質&メンテナンスの簡単さを重視すべし

当初、おしゃれに思って、外壁をかなり淡いクリーム色にしました。
でも汚れが目立ち、すぐに汚れてみすぼらしくなってしまいました。
もう少し汚れが目立たない色&材質にすればよかったと後悔しました。

ペンキでも汚れが付きにくい材質のものなど、今はいろいろとあります。
10年目に外壁の塗りなおしをしたのですが、そのときは色を少し濃くして、汚れの付きにくい塗料で塗ってもらいました。
家の外側は風雨や太陽光に曝されるため、とにかく耐久性がありメンテナンスが楽な材質のものを使うべきと思います。

また、外に木製のものを設置すると(ウッドデッキなど)、白アリの温床になりかねないので、こまめなメンテナンスが必要です。うちはこまめな手入れは無理と最初からわかっていたので、庭には夫婦でタイルを敷き詰めました。

タイルを敷いてよかったです。土は雑草との闘いになりますからね~💦

以上、失敗したなぁと思っているところを挙げてみました。これから家を建てる方の参考になれば幸いです。

次回は、成功点について書きますね。

Categories: コラム
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